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技術情報:粉砕技術

ジョークラッシャー

ジョークラッシャー

特徴:ジョークラッシャーは供給物1000mm以上の大塊を破砕する機種としてジャイレトリークラッシャーと並び代表的なものである。

構造:固定ジョーと可動ジョーとの間で鉱石を砕く。つまり、V字形の空間内に原石を投入して顎でかみ砕くと同じ機構。 (詳細)主軸が回転し、ピットマンが偏心運動により上下に動き、そのため可動ジョーが左右に動く。そして、可動ジョーが前進したときに砕かれ、後退のときに排出される。

分類:構造上からブレイク型とドッジ型がある。異なる点としては、ドッジ型のほうが可動ジョーの支点が下にある。それにより、破砕産物の粒度が比較的揃う。しかし、出口を制限する傾向にあるので大きな処理能力のものは作れない。


ジャイレトリークラッシャー

特徴:砕料の破砕と破成物の排出が連続的にできる。また、ジョークラッシャーと類似の粉砕特性を示すが、ジェイトリークラッシャーのほうが大容量向きである。しかし、動力消費、設備費が大きいことと、水分が多いと詰まりやすい。


コーンクラッシャー

特徴:コーンクラッシャーは中破に適した粉砕機である。

構造:ジャイレトリークラッシャーと類似している。


ロールクラッシャー

特徴:粉砕比は他の中砕用機種と比較して小さい(約4:1)が、破砕物は粒径が比較的揃う傾向にある。以前は広い分野で用いられたが、前記のコーンクラッシャーに置き換えられ、現在では道路砕石用に用いられる。

構造:平行に置かれた2つの円筒形ロールの回転によって鉱石を破砕する。


ハンマークラッシャー

特徴:一般破砕機に対して粉砕比が大きいが、粒度分布が広く、微紛が生成されてしまう。

構造:高速回転する水平軸に取り付けたハンマーで鉱石を衝撃、ブレーカープレートでせん断破砕、グレートバーでカッティングして下部から排出する。


ロッドミル

特徴:ロッドミルは外観および粉砕作用においては、ボールミルと同様である。しかし、ボールミルの代わりにロッドを使用する。そのため、ボール相互間は接点であるが、ロッドは線となる。このことにより、ロッドミルは粗粒を優先的に砕き、不必要な微細粒子の生成を防ぐ。つまり、ロッドミルのほうがボールミルよりも粉砕産物の粒径が比較的揃っており、整粒効果があると言える。しかし、ロッドミルは、ロッドが摩滅して細くなり、時には曲がってロッドのもつれを生じる欠点がある。


ボールミル

ボールミル

特徴:鉱石の微細粉砕機として代表的なロッドミルとともに挙げられる。ボールミルは、長い歴史と実績があり、信頼性が高く構造が簡単である。しかし、装置の中での粉砕課程の解明はなぞであり、研究が進められている。

構造:銅球などの粉砕媒体として用い、円筒形あるいは円筒-円錐形のセル内にボールと鉱石を入れて、セルを回転する事に よって鉱石を粉砕する。


振動ミル

振動ミル

特徴:ボールミルに比べて粉砕速度が大きいのが特徴である。しかし、スケールアップの限界、品質上・メンテナンスの上の制約条件など克服すべき課題も大きい。

構造:紛砕媒体を挿入した円筒内を振動させる事により粉砕する。粉砕能率を上げるために質量の大きな超合金のボールを入れると良い。


ジェットミル

特徴:ジェットミルは粉砕による温度上昇が少なく、比較的容易に数ミクロンオーダの微細を得る事が出来る。特に、農薬、トナー、プラスチックなどの粉砕機として、独自の位置を占めている。課題は、3μmという微砕眼界の壁の克服と省エネルギーである。

構造:高圧気流を利用し、粒子を音速前後の速度に気流中で加速して、衝突によって粉砕を行う。粉砕産物を含む気流は出口に導かれるが、粗粒は分級作用により、再び粉砕作用を受ける。