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技術情報:成形技術

成形法:加圧成形

粒子の再配列、変形、破壊により緻密化が進む。成形体強度は粒子の接触面積と配位数の増加、機械的絡み合いなどに負うが、不足の場合は結合剤を添加する。金型への均一な初期充填は大切であり、付着性微粉体は前以って造粒される。造粒は複数成分の偏析防止にも有効であり、噴霧乾燥法や流動層造粒法が利用される。


成形法:押し出し成形

成形法:押し出し成形

押し出し後の保形は坏土の降伏値によって維持される。テーパ付き口金ではせん断応力だけでなく圧縮応力も働き、デッドスペースが生じることがあるので、絞り比には注意を要する。


成形法:射出成形

後工程で焼成を伴うセラミックスや粉末冶金ではコンパウンドはキャピラリー域に調製され、加熱分解などにより樹脂を除去して粉末のみの成形体とする。粉末充填コンパウンドではダイスウェルが小さく不均一充填につながるジェッティングを起こし易いので適切なゲート設計が必要である。


成形法:鋳込み成形

・固形鋳込みでは排泥を行わず中実物が得られる。分散媒の減少に伴う粒子間距離の接近と毛管負力の発生により強度が付与される。濾過の駆動力は型の毛管吸引圧であるが、加圧鋳込みや真空鋳込みも併用される。

・良分散スラリーでは着肉速度は遅いが緻密な成形体となる。分散が不十分なスラリーでは着肉速度は速いが空隙の多い成形体が得られる。無機および有機分散剤を利用した分散制御がスラリー調製では極めて重要である。


成形法:テープ成形

乾燥を容易かつ安定にするため分散媒として共沸点組成の有機溶媒が用いられる。水系での調製も試みられているが、ひび割れを生じ易い難点がある。スラリーはニュートン流動が望ましい。擬塑性流動の傾向が強いと空気を巻き込んで欠陥の原因となる。メタライジング、打ち抜き加工あるいは積層化が必要なことが多く、シート成形体には柔軟性が要求される。